はじめに
『ビジネス著作権法』は、約20年前に出版した著作権法の解説書です。
当時、著作権法の書籍は学術的な解説書や判例集が中心でした。しかし、実際に企業やクリエイターが日々直面する問題に答える実務書は決して多くありませんでした。
そこで本書では、条文や判例を丁寧に読み解きながら、「ビジネスの現場ではどう考え、どう判断すべきか」という視点で著作権法を解説しました。
出版から20年が経過し、書籍としての販売は終了していますが、いまでも実務で使うためのガイドとして、皆様のお役に立てるのではないかと考え、インターネット公開することにしました。
もちろん、この20年間で法改正や新しい判例、AIをはじめとする新しい技術も登場しています。そのため、現在では、改定が必要な箇所が多数にのぼることは承知しています。
しかし、本書で解説した著作権法の基本的な考え方や条文の読み方は、現在でも実務の基礎として十分通用すると考えています。
単なる「古い本の再掲載」ではなく、著作権法を実務に生かすための資料として、多くの方に活用していただければ幸いです。
今後は、順次、その後の法改正、新判例、デジタルからAI時代における実務対応などを取り入れながら改定を行ってまいります。
